レビュー/演奏・CD・ジャズ
川﨑翔子(P)のCD "Die Tastenkunst―鍵盤芸術の極み":ショパン(作品25)にドビュッシー、リゲティの練習曲を5曲ずつ加える/無窮動、超絶技巧、狂乱の予感、幻、倦怠感、真剣で戦う緊張感、幸福感、驚天動地、疾走し煌めきトランス状態を誘発する頂点、浄化…
大島純・松本和将 ベートーヴェンチェロソナタ全曲演奏会(プリモ芸術工房)第3番:第1楽章、再現部前の40秒は常軌を逸する部分/第5番:ロマン派に生まれ変わった若々しさが一転、「能」の凄味、鬱屈した緊張感。フーガの神殿へ
語るピアノ、咽ぶベース、煽るドラム…7月24日、新宿ピットインで千葉史絵トリオを聴く。後日そのCDを聴く。
千葉史絵さん率いるトリオのデビューCD ≪Tip of dream≫。全8曲が、ひとつの大きな作品になるよう構成されている。
これはウェーバーか、ワーグナー か?否、シューベルト歌曲集のオーケストラ編曲版だ!編曲したのは、レーガー、ブラームス、リスト、ベルリオーズ、ウェーベルン、オッフェンバックなど、音楽史を彩る作曲家たち。
武蔵野市民文化会館小ホールで「シン・ドンイル オルガン・リサイタル」を聴く。極めて有名なバッハの小品4曲に続き、C-M.ヴィードルとL.ヴィエルヌの作品、最後はエルガーの作品。
フォーレ「歌曲全集」のCD(全4枚)を購入した。この録音は30年以上前、静大の学生の頃、大学の資料室のレコードで愛聴していたのと同じものだ。僕はそれをカセットテープにダビングして何度も聴いていたから、CDの音は素晴らしくクリアーに感じる。
第7回武蔵野市国際オルガンコンクール公開オーディション・最終選考の6人中、4人目まで(全て日本人女性)を聴く(武蔵野市民文化会館小ホール)。《規定》 J.S.バッハとロマン派の作品の組み合わせによる30~40分のプログラム
「メトロポリタン・マンドリン・オーケストラ第22回演奏会」紀尾井ホール/ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」、ラヴェル「弦楽四重奏曲」、シベリウス「交響曲第4番より第3楽章」(以上、編曲:笹崎 譲)、湯浅譲二「エレジイ・哀歌」
CD37枚にフランスのロマン派(ベルリオーズ)から現代(デュティユー)までのオーケストラ作品が網羅されている。ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・カピトール管弦楽団。
アンドレ・ジョリヴェの「交響曲第3番」「ピアノ協奏曲」「チェロ協奏曲第1番」の3曲が入ったCDをネットで購入し、レビューを投稿した。《1966年のライブ録音》
浜離宮朝日ホール「小林倫子 ヴァイオリン・リサイタル」。ピアノ:ゴードン・バック/ヘンデル「ソナタ ニ長調 HWV371」/ファーガソン「ソナタ第2番」/マクミラン「キス・オン・ウッド」/ルクー「ソナタ ト長調」
ジャズは日本の伝統音楽との接点も多い。楽器編成に関しても音楽語法の点でも…ジャズの語法を取り入れた現代作品は今や珍しくない。僕が意図するのはむしろ、現代音楽の語法によるジャズ作品。最早それをジャズとは呼ばないだろうが。
川﨑翔子(ピアノ)×ロイヤルシンフォニック・オーケストラ(指揮・新田孝)ジョイントリサイタル、夕べの部・六本木のオフィス設計ホール。オケは2管編成(弦:5-4-3-2-1)の室内オケ。モーツァルトの協奏曲第15番は川﨑さんのピアノ。
バッハ「無伴奏チェロ組曲第5番」/マルコ・グラナドス「2つのヴェネズエラン・エチュード」/リーバーマン「8つの小品(抜粋)」/クラリネット(杉山 伸)との二重奏:ベートーヴェンなど編曲作品、ゲイリー・ショッカー"Still Airheads"/ドルチェ新宿にて
バロック音楽でオペラを作ると、こんなにドラマチックで面白いものになるのか。一言で言えば、フィガロならぬ「オットーネの結婚」…ヘンデル没後250周年記念、日本ヘンデル協会コンサートシリーズ.14/ヘンデル・インスティテュート・ジャパン・オーケストラ
《唱楽Ⅲ》のアンコールで多治見とN児の合同合唱団によって演奏された、三善晃編曲の「夕焼けこやけ」は天国的に遅かった。指揮は巨匠・田中信昭氏。リハーサルや本番の直前、歌う子供たちの心のチューニングをしたのだ。
安川加壽子記念コンクールで第1位を取った川﨑翔子さんのリサイタル…彼女は小4の時、僕にソルフェージュを習う事になった。その前年、島村楽器の「ピアノフェスティバル」でグランプリを取ったから「天才少女が来た!」と思った。