池田 悟≪作曲家≫のArabesque

Universal Editionから出版:《無伴奏チェロソナタ》、弦楽四重奏曲《双葉》

作曲/鍵盤(打)楽器

ピアノ曲《湖》完成

Phasma-Musicのピアノ作品CD企画に《右手のためのPlanetarium》、《シナプス》、加えて新作《湖》の3曲を出品することにした。《湖》:ピアノの鍵盤は中央のDを基点に黒鍵、白鍵が対称に配置されている。それをとことん活用し、湖に反射する光景になぞらえた…

オルガン作品《Ave & パッサカリア》完成

神田のスタジオにオルガンを所有されている日本オルガニスト協会会員・森亮子氏のお世話になり完成。"Ave"はオケ作品《水循環》第1曲序盤部分のオルガン版。それに続くパッサカリアも作曲し、18分ほどの作品になった。【出版・試聴リンク】

幼児のピアノ曲30曲

会社からの依頼で、幼児向けのピアノ曲、と言うよりは「断片」を30曲書いた。ドレミファソだけで十数曲も…胎児のような命を宿したピアノ曲。ときめき、驚き、発見、チャレンジ…そんな体験が出来ますよう!

ヴィブラフォンのための《メビウスの輪》完成

拙作、ヴィブラフォン独奏のための《メビウスの輪》が完成した。ヴィブラフォンの鍵盤を半分ねじって端と端を繋いで輪にしたような…。笑う音、泣く音、激しい衝突音から幻のように浮遊する音まで…

ヴィブラフォン・ソロのための新作

ヴィブラフォン…魅惑の楽器!それゆえ音色に溺れがちで、一貫し、充実した内容を作る事が難しいように思える。そこでまず、音域の狭さを逆手にとり、むしろコンセプトに組み込む事にした。

キッチンはマリンバ

ギターとマリンバの二重奏曲の作曲を始めた。ギターを手に取る。没頭し無茶苦茶に色んな音を叩き出す…マリンバの原理は簡単。幼児の頃、木琴は僕のおもちゃだった。問題は大きさ。5オクターブのものは長さが250cmほどもある。

《ピアノ・ソナタ》完成

「炸裂するオクターブ」とも言える主要主題のモチーフは、仕事前の束の間、池袋のレッスン室で閃いた。副次的な素材として「プリズム」「ソリチュード」「詩篇」など、自分の近作の技法が取り込まれている。後年 《シナプス》に改訂。

「G線上のアリア」メタモルフォーゼ/「かやの木山」(1989)

1989年、声楽の講師から、彼女の生徒のサロン風の発表会のために2つの依頼を受けた。1)山田耕筰の作曲で有名な、北原白秋の「かやの木山」のテキストで別の曲を作曲する。2) バッハの「G線上のアリア」を即興的に現代音楽風に演奏する。

チェンバロ作品完成

チェンバロ作品が完成した。音色の指定(レジスター)をどう書くか、についてはゼロから模索することとなった。強弱記号の代わりに「8'」、「4'」、「16'+8'+4'」、それに加え「peau de buffle」を加えた計4種の指定をした。

ベルフォーレのチェンバロ

JR三島駅から車で数分、長泉町文化センター「ベルフォーレ」がある。16年前、ホールのこけら落としの際、地元の民話に基づいたオペレッタを委嘱され、作曲、指揮した。目下チェンバロの新作を作曲中で、「ベルフォーレ」のチェンバロを試奏させて頂いた。

チェレスタ・コンチェルト

妖精のようなかわい子ちゃんと一緒になれる幸運を得たとしても、24時間365日べったりだと何とも思わなくなってしまうに違いない。チェレスタ…コンペイトーのように可憐な音。そのコンペイトーでメインディッシュを作ることは無謀だろうか。

"Water Bubbling"誕生

ヘンデルに因んだオルガンの小品を書くことになった。考えあぐねてポロポロとピアノの上で無作為に指を遊ばせ、左手で完全5度の和音をポーンと入れたら、それがピタリと気に入った。こんな曲を作っても良いのか…全然現代音楽では無い…先はどうやって続けよう

ピアノの音の語尾はどこ?

『ピアノ曲をオーケストラに編曲する際の注意点に関する一考察』…ピアノ曲は楽譜と実際の音の姿がペダルによってかなり異なる。