池田 悟≪作曲家≫のArabesque

Universal Editionから出版:《無伴奏チェロソナタ》、弦楽四重奏曲《双葉》

管弦楽曲《水循環》: Universal Editionから出版

ウィーンUniversal Editionから拙作の出版第1弾、管弦楽曲《水循環》…半透明の冒頭楽章から、楽章を追うごとに色彩が強くなる、自然ハーモニクスをモチーフにした作品。大型スコア57ページ:€39.95。サンプルページ12。音源、日英のプログラムノート。

リヴィウでオケ4作品、パトラで他初演/YouTube

リビウで世界初演…2月:マリンバ協奏曲、フルート協奏曲、ドビュッシー"雪は踊っている"(オケ編曲)、4月:チェロ小協奏曲/パトラにて、フルートとチェロの《ネオ・サミット湯河原》世界初演、アルトフルートの《ザ・サリュテイション》ギリシャ初演

チェロ小協奏曲《ネオ・サミット湯河原》&《無伴奏チェロソナタ》

Phasma-MusicのCD企画に2曲:室内アンサンブルのための5分のチェロ小協奏曲《ネオ・サミット湯河原》、1990年作曲《無伴奏チェロのためのソナタ》から第3楽章(緩徐楽章)を浄書して出品。すると「なぜ第3楽章だけ?」と問われ…

第27回静岡県高文連ギター・マンドリン合奏講評

ある程度練習して上達した先、もう一伸びするには、ひたすら練習を重ねる?音楽に使ってはいけない音など無い。過激な音もピアニッシモも、「ハイリスク、ハイリターン」

CD"NUN": アルトフルート作品"The Salutation"収録

拙作「アルトフルートのための"The Salutation"」が収録されたCD"NUN"《現代の作曲家による木管楽器のための室内楽作品集》がワルシャワ"Phasma-Music"からリリースされました。【YouTube】

チェロ独奏曲《ネオ・サミット湯河原》自演初演

母が生活している介護棟で2回目のチェロ・リサイタルを行い、新作も初演した。その施設の名前"Neo-Summit Yugawara"を音名E-O(=Do)-Es-Mi-Ut(=Do)-G-A-A-Aに置き換えテーマとした「長寿へのオマージュ」。

チェロリサイタル・デビュー@介護施設

母が入居している施設で4月から月一回、母一人のためにチェロを演奏してきたが、ケアマネージャーのご希望で他の介護棟入居者にも聴いて頂くことになり、食堂で30分独奏した。

ドビュッシー「雪は踊っている」管弦楽編曲

オーケストレーションのレッスンに、生徒がドビュッシーの「雪は踊っている」を持ってきた。極めてピアノ的な音型は、そのままオケに移し替えることは出来ない。細かいリズムの裏打ちの継続はオケではほぼ不可能。だからオケの語法に翻訳する。

フルート協奏曲《Yugure》完成

フルートとアコーディオンのための《Yugure》をフルート協奏曲に作り直した。倍音が無いフルートはオーケストレーションを分厚くすると聴こえなくなる。この曲でも何カ所かでその問題に直面した。【♫試聴リンク】

フルートとアコーディオンのための《Yugure》

Phasma-Musicからフルートとアコーディオンのための演奏会用の二重奏曲を募集するメールが届いた。2カ月後に完成。曲名は《Yugure》。響きが溶け合い抒情的。アコーディオン奏法について杉山卓氏からご教示頂いた。

母を訪ねてチェロを弾く

湯河原の施設で暮らす88歳の母を訪ねた。3年振り以上になる。施設のオーディオ室で30分、母一人のためにチェロを弾いた。

フルートとチューバのための《並木道》(1分)/YouTube

フルートとチューバのための1分の二重奏曲を、ワルシャワからリリースするCDのために作曲することになった。1分って短いと思うけど15秒のコマーシャル4本分。【YouTube】

サン=サーンス「アレグロ・アパッショナート」 Op.70 嬰ハ短調

これは「スケルツォ」でしょう。でも絶望や歓喜までは至らず、あくまで爽やかな上流階級の戯れ、祈り。傑作だとは言え、僕には楽譜通りに弾きたくない箇所がいくつもあり、この曲を添削してしまった。

Universal Editionと出版契約

ウィーン・Universal Editionから拙作の主な楽譜を出版する事となった。以来、出版社の詳細な基準に合わせ楽譜に手を入れている。使った事の無かったFinaleの機能も駆使し…。

ラヴェル「古風なメヌエット」「道化師の朝の歌」「悲しい鳥」

スパイシーな不協和音で始まる…「古風なメヌエット」/ギターを掻き鳴らすような不協和音、中間部の陰鬱な脈動を破って連打音の飛沫の中、眩いコラール…「道化師の朝の歌」/静寂、煌めき、木霊、鳥の声、気配、湿度、霧…「悲しい鳥たち」。

第26回静岡県高文連ギター・マンドリン合奏講評

マンドリン合奏とティンパニーは意外に合う…どちらもアタック+減衰音!でも注意。ティンパニーの音から煙が出るよ。ところでマンドリン合奏は結局メロディーを目指すのか。確かにそれは音楽の原点。だが寄り掛かり過ぎると気恥ずかしくも感じる。

トイピアノ作品《グラスの水に映る影》YouTube

トイピアノのための《グラスの水に映る影》が「デヴィッド・ボーンのための1分の曲15選」(第3集)に入選し、初演・配信された。【YouTube】

チェリストの指

チェリストの左指はタコの足のように柔軟かつ敏捷。その点僕は苦労しているので、指のストレッチ。ピアノも弾き易くなった。

下剋上

真に良き師は良き親と同じ。親離れ、師離れがある。いつまでも付き従っているのは社会全体の損失、罪悪、退廃の元…伸びる人のメンタル

尾高惇忠「和声課題50選」

言わば4声体の音楽による短編推理小説。僕が東京藝大大学院を修了する際、修士作品に関する面接で一言だけ仰った先生。

弦楽四重奏曲《監禁》改訂

未発表の弦楽四重奏曲3曲のうち《監禁》をメインとして2曲を再編成・改訂し、新たな序を加え、弦楽四重奏曲として初の発表作品が完成する。ワルシャワからCDにする。【♫ 試聴リンク】

モーツァルト・少年時代の作品

子供の頃から聖人!その技を解く…作曲教室の生徒の一人が毎回モーツァルトの少年時代の作品を分析の教材として持って来る。

ショパン「即興曲第3番」「夜想曲 Op.27-1」

感情が花吹雪のように浮遊する「即興曲第3番」/「夜想曲 Op.27-1 cis moll」仄かに射す一条の光。この線は後に力強いDes durへのアウフタクトとなる。Des durは幻のように崩壊し、曲尾は浄化の鐘。

《マルチェッロの主題によるフーガ》出版

フランス仕込みのフーガ…学生時代、パリ・コンセルヴァトワール教授にフーガの作曲を師事し、40年後の今、自身が生徒にフーガを教示することになり、復習と模範を兼ねてこのフーガを作曲。フーガで「メロディック」「ロマンチック」とは…【♫ 試聴リンク】

作品リスト/作曲・演奏 音源サイト拡充

「現音」による国際基準完全版作品リストのため110曲を越える自作品の詳細なデータ入力を終えた。旧作品の未公開PC音源も編集し直し、自分の音源サイトにアップした。一方昨年6月、自分が演奏するピアノとチェロの音源サイトを新設した。

第35回島村楽器音楽コンクール講評

演奏の本当に大事な事、音を外さないとか指が転ばないとかいう次元ではなく、本質…それは「時間と強さ」。その上で「こんな風に作りました」ではなく、曲に導かれて自分以外の何者かが演奏しているような。

オーケストラのための《詩篇》/CD

オーケストラのための《詩篇》収録CD "CHISINAU 2"がワルシャワ"Phasma-Music"からリリースされました。【スタジオ録音】CDをご提供します。

オルガン作品《Ave & パッサカリア》完成

神田のスタジオにオルガンを所有されている日本オルガニスト協会会員・森亮子氏のお世話になり完成。"Ave"はオケ作品《水循環》第1曲序盤部分のオルガン版。それに続くパッサカリアも作曲し、18分ほどの作品になった。【出版・試聴リンク】

第25回静岡県高文連ギター・マンドリン合奏講評

正確な技術の先に求められる、音楽の心臓・骨・関節?…「構造的な意味」や「時間軸における意味」!音楽に命が宿り圧倒される。一方、殆ど高度な技術で聴く側が感情を揺さぶられる演奏も。

大島純・松本和将/ベートーヴェン「チェロソナタ」全5曲

大島純・松本和将 ベートーヴェンチェロソナタ全曲演奏会(プリモ芸術工房)第3番:第1楽章、再現部前の40秒は常軌を逸する部分/第5番:ロマン派に生まれ変わった若々しさが一転、「能」の凄味、鬱屈した緊張感。フーガの神殿へ