シューベルトの全ピアノ・ソナタを間もなく弾き終える。ただし連弾で。
楽譜は20年以上前に買っていたが、以来数曲しか弾いていなかった。そこで連弾で弾くことにした。
連弾なら簡単。以前多くの独奏曲を連弾で弾いたフォーレなどと同様、シューベルトのピアニズムもピアニスティックと言うより旋律と伴奏が分離した古典的な構築物だから連弾し易い。
シューベルトのピアノ・ソナタはベートーヴェンやモーツァルトに比べると存在感が薄いが、弾いてみて驚いた。
そこには後続する革新的な作曲家たち何人分ものモチーフが既にある。